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特別賞 「尊厳のある排泄介助」 プレミア東松戸

プレミア東松戸(プロジェクト代表 久保昇吾さん)では、排泄センサーを用いて、ご利用者様ごとの排泄パターンを把握。お一人おひとりに最適なタイミングで介助にあたり、排泄介助時のトラブル予防、ご本人の不安感の解消、適切なパッド類の選定によるコスト削減を目指した取り組みを実践しました。

最新の排泄センサーの実証実験にも参加、正しい根拠に基づいて支援内容を検討することが出来るようになった点が先駆的と評価され、受賞となりました。

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プロジェクト代表 久保昇吾さんインタビュー

Q1:プレミアケアアワード2023特別賞受賞おめでとうございます。発表時のパワーポイントの文字に拘られていたのがとても印象的でした。早速ですが、ご感想をお聞かせください。 

A.副施設長にアドバイスをいただきながら、良い発表が出来るようにこのテーマに取り組みました。法人として全体的に何をやっているかがよく見えたので、プレミア東松戸は『特別賞』を頂きましたが、井の中の蛙にならないように他の施設からも刺激を受けた個人的にとても良いプレミアケアアワード発表会になったと思っています。

Q2:テーマについてお伺いします。「尊厳のある排泄介助」という題名でしたが、色々な取組が考えられる中でこのテーマを選ばれた理由をお聞かせください。 

A.基本的に入浴や食事に関してはご利用者様のタイミングや食べたい量で気持ちよく過ごしていただければいいですが、排泄はご利用者様に合わせたタイミングというのが難しいです。排泄支援機器や今回導入したケアシステムを用いて、ご利用者様の入ってほしいタイミングを見極めて入ることが出来ればと考えて排泄に着目しました。排尿や排便がないのにオムツを明けられるのはとても嫌なはずですし、実は海外の研究では排便や排尿を失敗してしまうのは『死』よりも人間にとっては嫌だという事がわかっているとさえ言われています。そこを取り除いたりすることもとても大事なことだと、介護をやっていて思うことなので、このテーマに取り組むことにしました。

Q3:正しい根拠のもとということで排泄ケアシステムを取り入れたわけですが、実際行ってみて想定と異なる部分など難しいところはありましたでしょうか?

A. 排泄支援機器についてはまだ出来たばかりの為、検知率や精度で不安がありました。ただ 実際に使用してみると、確かに初めは誤検知や誤報はかなりありましたが、徐々に『ai』が学習していることを実感できました。職員の中にもデータが合っているかなどの不安が多くあり、当初は疑心暗鬼なところもあり、モチベーションを保つことに難しさを感じました。ただ、実証実験の意味合いでもあることは当初から分かっていましたし、日々改善されていくのも分かったので、大変でしたが楽しくもありました。

Q4:プレミア東松戸は扇、草加南と比べて新しい施設となりますが、他事業所に向けてアピールしたいことはありますか?

A. スピード感は一番大事にしているので他の施設には負けないと思います。新しい事を取り入れて、今のやり方に拘らないようにしています。今回のプレミアケアアワードで扇、草加南もとても良い施設なので今後も負けないように。むしろ負けたくないと強く思いました。勝ち負けではないのですが、同じ法人内でご利用者様の為に良い部分を高めながら、今後もやっていきたいと思います。

Q5:この1年を振り返っての感想、そして来年度の抱負をお聞かせください。

A. 私自身もまだ1年勤務をしておらず、そのようなところで、昨年4月からULとなり、元々いたフロアから離れて、プレミアケアアワードに取り組んだということで、自分自身も変化が多い中でしたが、色々なユニット職員との関係を深められてとてもよい経験になりました。 来年度はより排便や排泄に特化して、ご利用者様が苦痛なく排便排泄ができるような環境を整えたいです。そして結果的に活動的になってもらって、余暇活動、外出の機会を増やしていくことで、ご利用者様が少しでもやりたいことが出来るようなケアにつなげられたらよいと思います。改めてプレミアケアアワード特別賞を頂きありがとうございました。

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