メニュー開閉

特別賞 「排泄介助削減による職員配置時間の検討」プレミア草加南

都内隣接という立地的な問題もあり、人材確保が困難な草加南。そうした中で、介護福祉士を取得した外国籍職員を中心として、サービスの質を落とさずに業務の生産性向上を図る取組がなされました。業務見直しを段階的に、データで評価確認を行いながら進めていた点、そして業務改善の成果をレクや認知症ケアの充実にあてられていた点が評価され、特別賞の受賞となりました。プロジェクトチームを代表して、テェセイズッザンさんにインタビューをしました。

テエさん写真.jpg

Q.特別賞の受賞、本当におめでとうございます!受賞したお気持ちをお聞かせください。

A.とても嬉しかったです。でも、少し悔しい、「あ~惜しい!」の気持ちもありました。 2025年の始め、それぞれの理由で、仲間がたくさん辞めてしまいました。私は日本語がまだ上手じゃないから、「私だけで本当に大丈夫か?」と、すごく寂しくて怖かったです。最低限の介護もできないかもしれないと、みんなでパニックでした。 だから、みんなが「テエさん、ありがとう!」と言ってくれたとき、本当に涙が出るほど嬉しかったです。

Q.大変なピンチの中で「排泄ケアの見直し」という難しい仕事に挑戦したのはなぜですか?

A.あのとき現場は、毎日排泄や食事、お風呂だけで時間が全部終わっていました。利用者のためにやりたいことが、できない毎日でした。 排泄をどうにかできないかと考えていましたが、外国籍スタッフも多く言葉が難しい現場で、「これくらいでいい」という感覚で動くのは一番危ないです。だから私たちは、看護師の大内さんたちと一緒に、全員の尿量を測る「尿測」を一生懸命やりました。

A(サポート).テエさんが言う通り、言葉の壁を越えるために必要だったのが「世界共通の数字(データ)」でした。尿量データという目に見えるエビデンス(根拠)を共有したことで、外国籍スタッフも迷わずに「この高性能パッドなら大丈夫」と確信を持てたのです。オムツ交換の回数やタイミングをデータで適正化した結果、肌のトラブルを増やすことなく、無駄な排泄介助の時間を劇的にカットできました。

Q.「10時スタートの新しい遅番」というシフトを加えて、現場はどう変わりましたか?

A.最初はみんな心配でした。「遅番の手当がなくなって、お給料が減ったら悲しい」とみんなで悩みました。時間の変更もプレッシャーでした。 でも、やってみたら凄かったです。10時に遅番が来てくれるから、一番大変な午前中のお風呂(入浴業務)にたくさん人が入れて、お風呂に入れる利用者の数が一気に増えました。 お昼ごはんのときも、前みたいに焦る気持ちが消えて、みんなで「大丈夫だよ」と笑顔で手伝い合えるようになりました。フロアを越えてみんなで動くから、孤独だった現場が「ひとつのチーム」になりました。

Q.新しく生まれたフリーの時間で、プチレクが「77件から515件」へと驚異的に増えました。現場にはどんな変化がありましたか?

A. 時間ができたから、利用者のためにやりたかったレクを全部やりました。カラオケ、買い物、屋上での収穫レクなど、毎日がすごく賑やかになりました。 一番嬉しいのは、利用者から「テエさん、今日は何して遊ぶの?」と笑顔で声をかけてもらえるようになったことです。 ご家族からも「いつもありがとう」と言葉をもらいました。言葉が完璧じゃなくても、レクを通じて利用者をこれだけ幸せにできる。「自分たちでも変えられた」という強い達成感が、私たち介護職のプロとしての誇りと、次のやる気に火をつけています。

草加写真1.jpg

Q.逆境をチャンスに変えた草加南チームですが、「これからの目標」を教えてください。

A.これまでは人手不足で、「決められた通りの介護」をこなすだけで精一杯でした。でも今の私たちは、新しいことにチャレンジする自信があります。これからは利用者が「あれがしたい」「ここへ行きたい」と言ってくれたリクエストや願いに、もっとたくさん応えていきたいです。

A(サポート). テエさんたちの奮闘のおかげで、加算を維持しながらケアの質を上げるモデルが実証できました。今後はこのシフトをさらにデータ分析し、「どの時間にどれだけの配置が本当に現場を幸せにするのか」を細かく調整し、テエさんたち外国人スタッフも誇りを持って働ける最高の特養を創り上げます。

関連記事

お問い合わせ採用情報

ページの先頭へ戻る

社会福祉法人白寿会

信頼と共感により安心の輪を広げます

〒123-0873 東京都足立区扇1-3-5 TEL:03-3890-3333