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最優秀賞 「排泄センサーを活用した皮膚トラブルの改善」 プレミア東松戸

プレミア東松戸(プロジェクト代表 久保昇吾さん)が取り組んだテーマは、排泄介助において排泄センサーを活用するというもの。それによって、お一人おひとりに適したタイミングでのお声がけをしたり、根拠ある形で薬のコントロールをしたりすることで、結果的には自立支援につなげ、消耗品のコスト削減、あるいは衛生状態が変化することによる皮膚トラブルの改善等、多面的な成果をあげました。

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Q1:プレミアケアアワード2024最優秀賞受賞おめでとうございます。 2年連続の久保さんの受賞です。今回の発表は堂々として 安定感のある発表という印象を受けました。発表する中で昨年と比べて『こだわり』をもった部分はありますか?

A.  ありがとうございます。今回のテーマは「ICT機器を活用した、皮膚トラブルへの活用」でした。何が皮膚トラブルの要因なのかを説明し、ICT機器がどのように作用していたのかをイメージしやすいように資料つくりに取り組みました。自分自身も資料を作る際に再度勉強になりました。

Q2:テーマについてお伺いします。「排泄センサーを活用した皮膚トラブルの改善」という題名でしたが、昨年発表された内容のさらに深堀りをした取り組みになっていたように思います。改めてテーマを選ばれた理由をお聞かせください。 

A.  昨年度、排泄センサーの効果を実感し、排泄委員会内でも常に情報の共有を行っていました。尿、便漏れを対策できるということは、尿、便が皮膚に触れる時間が短くなり、皮膚トラブルにも良い効果が出るのではないかと、多職種で話を進めて、今回のテーマとなりました。皮膚トラブルの改善には様々な観点からのアプローチが必要ですが、「HelpPad2」の使用でより効果が出たように思います。

Q3:多職種で検討されていたとのことですが、職員同士での連携について、成功要因はどのようなことですか?

A.  様々試行錯誤を繰り返すので、委員会内での情報共有は頻繁に行いました。またセンサーを使用するフロア、ユニットにも説明と情報提供を丁寧にしました。もっと自分から積極的に連携、コミュニケーションを図れたのではないか、また伝え方の部分で未熟だと感じましたので、今年度の自分自身の目標になっています。

Q4:プレミア東松戸は新しい取組み、ユニークな内容も多く考えられていることもあり、昨年の取り組み後 先進的事例としてメディアに取り上げられるなど多く注目を集めました。 そのあたりで何か変わったことはありましたか?

A. さまざまな機会をいただき、とても良い経験をさせていただいています。自分の言葉で説明することの難しさや、資料つくりなど慣れないことがまだまだ多いです。ですが、こういった経験もとても楽しく関わらせていただいています。より一層、ご利用者のために尽力できればと思っています。

Q5:この1年を振り返っての感想、そして2025年の抱負と今後取り組みたい内容があればお聞かせください。

A. 今年度は「HelpPad2」が6台増設され、計9台となります。施設全体での排泄の取り組みの中心となり、職員が不安なく介助に当たれること、ご入居者が不安なく楽しい生活、「やれることができる」ことを排泄を通じて提供できればと考えております。

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