七夕の願いを叶えて
2025.10.01
皆さんこんにちは!
3階の33ユニットでリーダーを担っている沼倉です。
七夕の日。
短冊に「お墓参りがしたいです」と願いを書かれたご利用者の高木様。
その小さな短冊に込められた"想い"を見つけ、高木様の想いに応えたいと思いました。
わたしは、「ご利用者の願いを実現することで、その人らしく最後まで生ききることを支えたい」という信念を胸に日々のケアにあたっています。
その想いは、施設の目指す「ご利用者のしたいに応える」ケアにも重なります。
「たとえ認知症により体験を忘れてしまっても、その瞬間に幸せと満足を感じていただけることが大切」その考えのもと、七夕に書かれた"願い"を叶える準備を始めました。
【ご主人とご両親のもとへ】
開催日は9月24日(水)
目的は、ご主人とご両親が眠るお墓へのお参り。
事前にご家族へ連絡を取らせて頂き、お墓の場所を確認。段差や階段など、直接周囲の環境を確認し、車椅子での移動時の安全にも十分に配慮しました。
ご家族もお供えするお花をご準備下さり、当日を迎える頃には、すべての準備が整いました。
そして迎えた当日。
まるでご主人とご両親が、高木様の来訪を待っていたかのような晴天でした。
お墓の前に立ち、
ご主人の前では、「また会いたいから"逢"にしたんだ。」
ご両親の前では「頑張っているからね。ちゃんと見ていてね。」
語りかけながらそっと手を合わせられ、静かに丁寧に祈りを捧げられていました。
その眼から流れた涙の後に、「本当にうれしい。」と穏やかに微笑まれるお姿は、まさに今日の空のように、清らかで晴れやかでした。
【願いを形にできる介護という仕事】
七夕という日が、誰かの想いを知るきっかけとなり、
介護福祉士という専門職が、その願いを現実にする力となりました。
高木様の「お墓参りがしたい」という願いを叶えることができたこの日。
私たち職員にとっても、"介護の原点"を改めて感じる温かい時間となりました。
高木様、私たちからも心を込めて----
「ありがとうございます。」
これからもプレミア東松戸では、ご利用者お一人おひとりの想いを丁寧に受け止め、"サービスを超える瞬間"大切に紡いでまいります。