水害訓練実施のご報告
2021.09.23
生活相談員の日浦です。
9月1日は『防災の日』です。関東大震災が起こったことを契機に、台風や洪水、地震など幅広い災害に備える日でもあります。今回は、荒川氾濫に備えた[水害訓練]を行いました。
荒川が氾濫した場合、5.5Mの浸水(施設の2階までが水没)し、その期間は3日程度が想定されています。当施設では5日分の食糧と水などの非常食と、万が一に備えた自家発電機などの備蓄をしております。
4階に災害対策本部を設置し、非常食などの調理や管理、情報統制をする必要があります。今回はその設置訓練をメインで行いました。
災害発生時は、2階以下のご入居者様は4階へ避難して頂きます。エレベーターが止まった際は、ベッドの移動が困難なため、簡易マットレスを準備しています。
トイレは浴室にポータブルトイレで対応する予定です(換気のしやすさと、日差しが入る事がその理由です)。浴室の電気も消しましたが、意外と明るい事がわかりました。
研修の後も、
「地震で荒川が逆流し、そのまま氾濫することもあり得るんじゃないか?」
「水害時期は、オムツや感染物品も多めにストックしておかなきゃダメだな。」
「電話も不通になるから、ご家族への状況報告の方法も違うものを考えないと。」等、新しく見えた課題もありました。
職員一人一人の防災意識を高め、落ち着いて行動できるように、今後も訓練を定期的に行っていきたいと思います。