こんにちは、生活相談員の金井です。

今回は、当施設へご入所されてから初めてのお誕生日を迎えられたご利用者様のご様子を紹介したいと思います。

毎年ご自宅では、息子様、お孫様に囲まれながらお誕生日を迎えられていた方ですので、フロアの職員より「ご自宅での誕生日会までとはいきませんがお祝いをしたいです。ご本人様に喜んでもらえるよう、お好きな物の出前を取りたいのですが。」と私に相談をくれました。もちろん大賛成でした。

さっそく、フロアの職員さんと一緒にご本人様のお部屋を伺い、ご事情を説明した上で召し上がりたい物を伺うと「お寿司がいいね！でも生ものはマグロしか食べられないからねぇ。」との事。また、お一人で召し上がるのは気が引けてしまうようで、同じリビングでご生活をされている親しいご利用者様をお誘いし、お部屋でご一緒にお祝いさせて頂く事となりました。

お寿司といっても、好みは人それぞれ。チラシをご覧になって頂きながら出来るだけご希望に添える物をご用意させて頂きました。

当日は、フロアの職員を中心に盛大にバースデーソングを歌い、その後はご利用者様と一緒にごゆっくりと召しあがって頂きました。召し上がっている際は「やっぱり、お寿司はおいしいねぇ！」「うん！おいしいよ。ごちそうだね。」とお話をされながら召し上がり、大変和やかな雰囲気。

本来であれば、ご長寿を迎える方ですのでご家族様をお呼びして盛大に開きたいところではございましたが、コロナ禍という事も勘案した結果、ささやかではございますが、今回のようなスタイルを取らせて頂きました。しかし、ご本人様からは「ありがとうね！とても嬉しかったよ！またお寿司よろしくね！」と満面の笑みでおっしゃって下さいました。

今後も、今回ご紹介させて頂いた方だけでなく、ご生活をされている全ての皆様に対し、職員の優しさ、ご家族様の思いを乗せたお祝い行事ができるよう陰ながらお支え出来ればと思います。