水害時防災研修の報告
2020.10.12
生活相談員の日浦です。
先日、水害時における防災研修を行いました。
昨年も大きな台風による水害が全国で発生し、高齢者施設が水没したというニュースがありました。
当施設も荒川沿いに隣接しているため、台風時期には常に情報収集をし、事前に対策を立てるように心がけています。
もし荒川が氾濫した場合、5メートル程度の浸水が予想されるため、2階まで水が来ることを想定しております。
今回は大きな水害が発生しそうな場合、どのように対応するかを想定した研修を行いました。
事前準備です。
各フロアに災害備蓄品は5日分備えてますが、それ以外の震災に備えた食品や物品を1階に保管しています。
主に災害時に活用するものですが、カートに載せて保管しております。
水害時の拠点は4階とするため、事前に備蓄品を4階に上げる作業をします。
2階の入居者や職員も上のフロアに避難します。
その際、エレベーターが停電で止まるとベッドが上げられない場合があります。
備えとして、電動でも手動でも膨らむマットレスを用意しています。
停電時には、電話や照明だけでなく、ナースコールやトイレの水洗も停止する事が予想されます。
水害時にはトイレを流すのではなく、ビニールをかぶせ、特殊な脱臭、凝固剤を入れて破棄します。
今回はポータブルトイレで設置してみました。
百年に一度クラスの災害が、ここ数年で何度も来るような時代になってきました。
入居者の皆様を守るためにも、職員一人一人の身の安全確保も重要です。
来たるべき災害に備えて、今後も訓練を行っていきます。