防災研修を行いました
2020.09.04
生活相談員の日浦です。
9月1日は「防災の日」です。この日を含む1週間を「防災週間」として、全国各地で防災訓練や防災知識の普及が特に図られる時期です。
当施設でも、先月の避難訓練に引き続き、防災についての研修を行い、備蓄品の期限や動作確認を行いましたので、ご報告いたします。
【備蓄食調理】
当施設では5日間分の備蓄食と水を保管しています。
今回はその中から「五目御飯」を調理しました。
また停電を想定し、水をそのまま入れての調理で、どのような味や固さになるか、職員でも体験する事としました。
管理栄養士より作り方の説明を受けます。もし夜間に震災が発生した場合、介護職員も調理をしなければなりません。水をそのまま入れて、よくかきまぜ、一時間待ちました。
下の写真が出来上がった五目御飯です。
一つの箱から50名分の食事が作れました。
味の評価は「思った以上に美味しい。」「味もしっかりしてるし、水で作ったとは思えない。」
と好評でした。
分量通りで作ると入居者の方々には少し固いかな?との意見もあり、次回は水を多めで調理しては?との意見が挙がりました。
【消防設備に係る説明】
続いて、施設管理課長より消防設備についての説明を頂きました。
館内には消火器、消火栓以外にも火災報知器、煙探知機、非常放送盤等々・・・。
普段いると見過ごしてしまいます。
万が一の震災や火災の時には、すぐに機器や設備が使えないと意味がないし、場所も把握しなければと痛感しました。
【蓄電池設備の確認】
停電を想定し、蓄電池も使ってみました。太陽光で充電し、館内に運べる機器です。
扇風機や吸引器等が通常に使用できることを確認しました。
実際に被災した場合、ご入居者は認知症を患う方が多いため、事態を理解できなかったり、パニックになる恐れもあります。
職員はできる限り冷静且つ迅速な対応が必要となります。
今後も様々なケースを想定し、訓練や研修を行うことで、高い意識や知識を養っていきます。