プレミア扇での機能訓練風景②
2020.04.22
以前にも紹介しましたプレミア扇特別養護老人ホームでの、機能訓練指導員による残存機能維持や予防を目的とした訓練の様子です。
感染症拡大防止のため、集団体操やレクリエーションは暫くの間、中止させていただいております。
そのため、利用者様一人ひとりの状態に合わせた訓練プログラムを作成し、個別機能訓練を中心に介入を行っております。
共有スペースにて座位保持訓練の様子です。離床し、姿勢を保持するだけでも体幹の筋力維持に繋がります。
ユニット内の手すりを使用した立位動作訓練の様子です。下肢の筋力を維持することで、トイレ動作や移乗動作を安全に行うことが出来ます。
歩行訓練の様子です。平行棒内歩行やフロア内歩行、天気が良い日には屋上まで歩行し外の空気を吸って気分転換をしています。
棒体操の様子です。ラップの芯を再利用し全身運動を行ったり、風船バレーで楽しみながら上肢の機能訓練を行っています。
ベッド上での訓練の様子です。あまり動くことができない方でも、ベッド上で行える運動を実施しています。小さなペンギンの人形を使い手指の筋力訓練を行っています。手指筋力を維持することで、食事の際は介助せずに自力摂取することが可能です。
運動の他にも机上動作訓練として、認知機能低下予防のための学習療法や、工作や折り紙などの手先の細かい運動(巧緻機能訓練)などの作業療法も行っています。
日常生活の中で役割の提供として、タオルたたみ等のお仕事も手伝っています。作業活動の一環として意欲的に取り組まれています。
また、感染拡大防止のため現在は中止しておりますレクリエーションの様子です。皆さんで一緒に作品を作ったり、運動をしたりと楽しまれています。再開を心待ちにしています。
(※過去の写真です)
この様に専門職による訓練や活動などを定期的に取り組んでおります。
感染症の影響により、施設内での取り組みに限られてしまい訓練内容にも制限がありますが、今後もできる事を提供していき身体機能の維持・予防を目的に継続的に支援をしていきます。
日常生活動作が中心のため、普段は介護職員が日常生活に機能訓練の要素を取り入れて行っています。